農業協同組合新聞 JACOM
   
農政.農協ニュース

国際食料問題研究会を設置 −農水省 (3/5)


 農水省は、省内に次官以下と有識者で構成する「国際食料問題研究会」を設置し、3月5日、第1回研究会を開いた。
 最近、バイオエタノール原料需要の増大、発展途上国の経済成長など、食料をめぐる世界情勢に変化の兆候が表れている。農水省は、食料に関する状況や世界の食料需給の見通しなどについてグローバルに把握し、客観的に分析するため、研究会を設置した。
 主催は官房長と総合食料局長で、事務局は官房企画評価課。
 有識者メンバーは次の4氏。
▽上林篤幸(農林水産政策研究所国際政策部ヨーロッパ研究室長)
▽大賀圭治(日本大学生物資源科学部教授)
▽柴田明夫(丸紅株式会社丸紅経済研究所所長)
▽鈴木宣弘(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
 研究会には、テーマによって専門家を招聘する。
 第1回研究会では、農水省が世界の食料需給の現状について資料説明した後、有識者4氏がそれぞれの提出資料にもとづいて意見を述べた。
 人口増加が著しい中国の食料需要、エタノール生産ととうもろこし価格の動向などについては、活発な質疑があった。
 次回は3月14日に開催される。

(2007.3.7)

 

 

社団法人 農協協会
 
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-1-15 藤野ビル Tel. 03-3639-1121 Fax. 03-3639-1120 info@jacom.or.jp
Copyright ( C ) 2000-2004 Nokyokyokai All Rights Reserved. 当サイト上のすべてのコンテンツの無断転載を禁じます。