農業協同組合新聞 JACOM
   
農政.農協ニュース

JAグループの使命実現に共に奮闘しよう
−全国機関新規採用職員研修会 (4/2)


JA綱領を唱和する新入職員
JA綱領を唱和する新入職員

 JAグループの新入職員を対象にした19年度の「JA全国機関新規採用職員研修会」が4月2日、JAホールで行われた。全中8名、全農41名、共済連54名、農林中金106名など13団体、359名が参加した。
 JA全中宮田勇会長は、「農業協同組合は一人ひとりでは弱い農民が力を合わせ、協同の力で活動しようということが出発点です」と、協同組合の原点とその理念を説明。JAグループの使命として「すべての国民に安全・安心な農畜産物を提供することに加え、国土を保全し、環境を守ることにも寄与している」と語り、「みなさんは今日から我々の仲間です。JAグループに期待されている使命を実現するため、一緒に力を合わせよう」と語った。
 JA全中土屋博常務は『JAグループを考える』をテーマに講演し、協同組合と会社の違い、JAグループと各全国連との関係、全国本部と各県連・JAとの関係などを、図表を使いながら説明した。
 また、JAについて問題だと思うこと、良いと思うことを会場の新入職員に質問した。「組合員との結びつきが強い」「総合的な経営が強み」「全国的な展開ができている」「農産物に対するシェアが大きい」などが良いところだとの答えがあった。一方、「関係者以外に広がりがあまりない」「組織が大きいので決めたことを実行するのに時間がかかる」「営利を目的にしていないので競争に弱い」などが、弱い点だとしてあがった。
 土屋常務は、「今みなさんから出された意見は、多くの人の共通認識だと思います。このような問題を解決するために、これから大いに悩み苦労してください。社会に出てかからの勉強こそ、とても必要なこと」と、社会人として広い視野を持ってほしいと激励した。
 その後、作家でJA経営マスター塾長の童門冬二氏が記念講演『職場の火ダネになろう』があり研修会を終えた。なお、19年度の新規職員数は、JA全中8名、JA全農175名、JA共済連202名、農林中央金庫123名、(社)家の光協会8名、(株)農協観光91名など。

(2007.4.4)

 

 

社団法人 農協協会
 
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-1-15 藤野ビル Tel. 03-3639-1121 Fax. 03-3639-1120 info@jacom.or.jp
Copyright ( C ) 2000-2004 Nokyokyokai All Rights Reserved. 当サイト上のすべてのコンテンツの無断転載を禁じます。