農業者や栄養士など、これからの農と食を担う青年を育成している財団法人農民教育協会は、「農と環境保全」「農と食の安心」を総合的にコーディネートする専門家育成をめざした資格を創設し、平成19年度から資格認定試験をおこなう。
環境保全型農業と農産物の安全管理に関する専門知識と、環境管理能力を有する者を「食農環境管理士」として農業環境、農産食品の2部門の合格者を認定する。
担い手としての青年の就農への誘導促進、農の安全・安心を期待する消費者とのかけ橋役を果たす人材の確保などをねらいとして新たな資格を創設した。
資格取得者は、次の4分野で活動することが期待される。
▽「農と環境のコーディネーター」として、県や市町村職員、農協、農業生産法人、
NPO法人など、農業生産活動と自然環境保全・資源循環面での活動。
▽「農と食のコーディネーター」として、農協、生協、産直農業法人、
青果市場(青果会社)などで営農指導、農畜産物の集荷・流通・消費促進等の活動。
▽「流通・地産地消コーディネーター」として、農協、給食施設(栄養士、管理栄養士)、
生鮮食品販売業などでの活動。
▽「食育教育コーディネーター」として、子どもたちの農業体験、
食育指導などのリーダーとしての活動。
平成19年度の試験の申込期間は、平成19年6月4日〜同7月27日まで。
試験日は平成19年9月8日(土)。
試験会場は東京ビッグ・サイト(東京都江東区有明)。
試験科目は、<農業環境部門>=環境保全型農業、資源循環、農産物の安全、論文。
<農産食品部門>=フードシステム、鮮度保持・食品衛生、農産物の安全、論文。
詳しくは、(財)農民教育協会「食農環境人材育成センター」へ。
〒319-0323茨城県水戸市鯉渕町5965 電話029-259-5116
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