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入学生を代表して誓いの言葉を述べる
管野秀樹さん
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(社)全国食肉学校の19年度総合養成科(第43期生)、食肉販売科(第18期生)の入学式が4月10日、同校大教室で行われた。今年度は総合養成科31名(1年コース23名、6か月コース8名)、食肉販売科16名、計47名が入学した。
多田重喜学校長は、産学協同による実践教育と心豊かな人間形成を教育理念として、「多彩なカリキュラム編成、全寮制による全人的教育を進めていく」のが食肉学校の特色だと説明。これから学校生活を始めるにあたって胸にしっかりと刻み込んでほしいこととして、▽技能・技術の習得は基本に忠実に体で覚える、▽入学を機に自分自身の人間性を高める努力をする、▽学習・生活目標を持って目標立案(Plan)−実践(Do)−反省(See)のサイクル思考を身につける、の3つをあげ、「長いようで短い3.5か月、6か月、1年。1日1日を大切に、なんでも仲間と語り合い、実り豊かな学校生活を送ってほしい」と入学生を励ました。
入学生を代表して総合養成科の菅野英樹さんは、「入学できたことは大きな誇りと喜びです。食肉の専門技術と知識の習得に努めると同時に、人格の陶冶に若いエネルギーのすべてを打ち込み、有意義な学生生活を送る覚悟です」と、自分達を送り出してくれた肉親や会社などへの感謝の言葉を述べた。
来賓の農水省生産局食肉鶏卵課の菊池課長補佐は、「学校で学んだ知識を活かして、将来安全な食肉を消費者に届けるという重要な役割を担ってほしい」と、食肉業界での活躍を期待していると挨拶した。その他、群馬県、(独)農畜産業振興機構、全農などの関係者が臨席した。翌日からカリキュラムに沿った授業が始まり、3.5か月、6か月、1年後の卒業をめざして講義・実習に打ち込むことになる。
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