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農政.農協ニュース

認定農業者向け新協調融資を開始　−農林漁業金融公庫

農林漁業金融公庫は、認定農業者へ貸し出す農業経営基盤強化資金（スーパーL資金）に、平成19年度から新たにクイック融資制度を組み込む。 　業務提携を締結している民間金融機関の農業向け専用商品にセットして、認定農業者へ無担保・無保証で500万円までの協調融資をおこなうもので、借り入れ申し込み日から６営業日以内に融資の可否を決定する。　通常のスーパーL資金の融資の可否決定にはおよそ１か月半を要するが、審査から融資決定までの期間を１週間と短かくして迅速に対応する。公庫の審査には、決算書をもとに企業経営診断をする公庫独自の「スコアイング」手法を活用する。資金の使い道は農地等、施設、機械、家畜果樹等、その他の経営費、法人への出資金。 　認定農業者がこの協調融資をおこなう金融機関に、たとえば1000万円の借り入れを申し込んだ場合、提携機関が500万円のプロパー融資、農林公庫が業務協力機関の融資窓口を通じて500万円の協調融資をおこない、借り手にはセットで1000万円が融資される仕組み。クイック融資分の借入利子は１％台。 　提携する業務協力機関にとってはリスクが分担されることになる。農林公庫の民間提携は191あるが、５月から手始めに11地方銀行、１信用金庫，２ファイナンス会社で実施する。農林公庫は、現在調整中の金融機関については、合意次第順次発表する。

（２００７.４.２３）

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