農業協同組合新聞 JACOM
   
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『B to B』機能を新たに構築 「直売所」間の商品補完の利用に期待
−全農JAタウン


 JA全農が運営するインターネットショッピングモール『JAタウン』は、各JAが展開している「農産物直売所」間の商品の売買等を想定して『B to B(法人組織間の取引き)』のシステムを構築し、現在全国のJAに案内・紹介している。
 JAタウンは4月現在、JA,県本部など74のショップが出店しており、18年度は約3億円の売上げがあった。4月1日から全面的なリニューアルを行い、「直売所」間の商品売買等を想定してB to Bが行えるシステムを新たに加えた。「直売所」は全国で多数運営されており、「直売所」間の商品を補完し合う需要にも対応できることが期待されている。また、掲示板機能も持たせて、売り手と買い手の情報交換にも役立てたいとしている。
 B to Bの機能を利用するには、JAが会員申請し承認を得ることが条件で、会員JAには固有のIDが与えられる。JAタウンにアクセスし、IDを使ってB to Bの画面に入る。買い手JAは画面を見て出店JAに見積もりを依頼・注文を出す。買い手JAは出店JAに発注、出店JAは商品を買い手JAに発送、が全体の流れで、事務局が代金決済を代行することも可能だ。売り手になるには、JAタウンへの出店が前提となる。
 JAタウンでは今後も各種機能を充実させ、19年度は出店110店、売上げ5億円をめざす。

(2007.5.10)

 

 

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