JA全国女性組織協議会は5月17日に第57回通常総会を開き19年度の活動計画と新役員を決めた。
新会長に就任したのは中国・四国地区のJAしまね女性協・福代俊子会長(写真)。副会長には関東甲信越地区の長野県女性協・西塚洋子会長(写真)が就任した。任期は2年。
総会では新3か年計画「JA女性 かわろう かえよう ステップ2〜食と農を育む未来計画〜」と19年度活動計画などを決めた。 新3か年計画は「農とくらし」、「食と地域」、「家族、JA」に女性とJA女性組織がさまざまな役割を発揮することを、自らの意識改革も含めて取り組むビジョン。19年度は、この新3か年計画を会員に周知させ「食と農の再生」をめざして組織実態に応じた活動計画の組み立て、実践を重点事項にした。具体的には地産地消運動や食農教育、消費者との交流活動のほか、組織の活性化をはかるためにJA全国大会決議で決めた「JAごとのビジョン策定」に女性組織の意思を反映する取り組みも重視する。
また、組織基盤の強化のために、JAと一体となって未組織集落・支部の解消をはかる。次世代対策としてフレッシュミズ層の加入促進、活動支援も重点事項とした。
JA女性組織は全国で837。組織化率は99.6%とほとんどのJAで組織されており、メンバー数は昨年12月現在で、86万7000人になる。ただ、前年より5万人も減少した。
福代新会長は「食と農を基軸にした新3か年計画の実践とあわせ、組織の基盤強化に力を入れる」と話した。
その他の新理事・監事は次のとおり。【理事】佐藤あき子(東北・北海道地区、青森県JA女性組織協議会)、矢嶌生子(東海・北陸地区、岐阜県JA女性連絡協議会)、豊田勝代(近畿地区、JA京都府女性組織協議会)、名城秀子(九州地区、JAおきなわ女性部)、小林町子(フレッシュミズ代表、JA埼玉県女性組織協議会フレッシュミズ部会)、栗山弘子(同、和歌山県JA女性組織協議会フレッシュミズ部会)【監事】渡辺祥音(JAみやぎ女性組織協議会)、湯川洋子(和歌山県JA女性組織連絡会)、清水なおみ(JA福岡県女性協議会)
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福代俊子会長 |
西塚洋子副会長 |
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