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担い手農家経営のリスク把握の手引き試行版を作成　−ＪＡ共済連

第24回ＪＡ全国大会で担い手対応の強化を重要施策とすることが決議されたが、ＪＡグループの保障提供機能を担うＪＡ共済連では、担い手に対する保障仕組みについて検討するために、担い手を取巻くさまざまな農業上のリスクについて実態調査・研究活動を行い、農業経営に伴うリスクを分析した。 　その結果、今後、集落営農が組織化・法人化されれば、被雇用者の退職金など、これまで個人農家としては経験したことのない新たなリスクに直面することが明らかになった。 　そのためＪＡ共済連では、地域農業における担い手の保障ニーズに対応した取組みとして▽リスク回避・軽減に向けた相談・保障提案▽経営形態に応じたリスク情報の提供が重要だと考え、いくつかの対応策に取組みはじめた。 　その１つは、従来、複数部署で行っていた担い手対応を「担い手対応部署」に一本化。担い手の経営安定に貢献するための仕組改訂を順次実施して既存の仕組みと合わせて保障の拡充をはかっていく。 　２つ目として、農業経営に伴うリスクを体系的に説明した手引き「考えてみませんか？　営農リスク」（集落営農編・営農全般編）の試行版を作成。今後、ＪＡや農家からの意見や要望を踏まえ、19年度下期に完成版を作成し、全国のＪＡを通じて担い手に配布していくことにしている。 　３つ目は、ＪＡおよび連合会職員向けに「担い手保障マニュアル」の試行版を作成。19年度下期に完成版を作成し配布する予定にしている。

（２００７.６.６）

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