農水省統計部はこのほど、平成18年産秋冬野菜の作付面積、収穫量、出荷量の調査結果を公表した。
秋冬野菜の作付面積は10万2000haで、秋冬だいこん、秋冬さといも等が労働力事情による作付中止、規模縮小等により減少したことから、前年産に比べて2100ha(2%)減少した。
収穫量は339万9000t、出荷量は255万8000tで、は種(定植)期以降が比較的天候に恵まれたことから、前年産に比べてそれぞれ10万9000t(3%)、7万5000t(3%)増加した。
主な品目の動向は次のとおり。
▽秋冬だいこん=作付面積は2万5500haで、前年産に比べ600ha(2%)の減。10a当たり収量は4460kgで、前年産を5%上回った。収穫量、出荷量とも前年比2%増。都道府県別の収穫量割合は、宮崎、千葉が9%、神奈川が8%、鹿児島が7%で、この4県で全国の約3割を占めている。
▽冬にんじん=作付面積は8260haで、前年産並みだったが、10a当たり収量が前年産に比べ10%上回り、収穫量は9%増、出荷量は10%増だった。都道府県別の収穫量割合は、千葉が36%を占め、次いで茨城が10%、愛知が9%、宮崎が7%で、この4県で全国の約6割を占めている。
▽秋冬はくさい=収穫量は66万5200t、出荷量は46万5900tで、それぞれ前年比5%増。都道府県別の収穫量割合は、茨城が27%、長野、愛知が6%で、この3県で全国の約4割を占めている。
▽冬キャベツ、冬レタス、秋冬ねぎはいずれも収穫量、出荷量ともに前年比増。
冬キャベツの都道府県別の収穫量割合は、愛知が37%、千葉が12%で、この2県で全国の約5割を占めている。
冬レタスの都道府県別の収穫量割合は、茨城が17%、兵庫、香川が13%、静岡が10%で、この4県で全国の約5割を占めている。
秋冬ねぎの都道府県別の収穫量割合は、茨城が14%、千葉が13%、群馬、茨城が6%で、この4県で全国の約4割を占めている。
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