農業協同組合新聞 JACOM
   
農政.農協ニュース

卒業生として期待される役割を果たす 食肉販売科第18期16名が卒業
−全国食肉学校 (7/19)


 (社)全国食肉学校食肉販売科第18期の卒業式が7月19日、同校大教室で行われた。第18期生16名は4月10日の入学式以来、授業日数77日、総時間数513時間の学習を終え、卒業式を迎えた。
 多田重喜学校長は、「今、『食』の信頼を揺るがす事件が頻発し、『食』の安全・安心に強い関心が集まっている。ここで身につけた知識・生活態度の上に立って、豊かな教養と高い倫理観を身につけ、誇りと夢を持って行動してほしい。約3カ月半、食肉学校で学んだすべてを職場で生かし、より良い社会人・企業人として活躍されることを期待しています」と、卒業生を励ました。学校長から卒業生16名一人ひとりに卒業証書と、優秀賞など表彰・褒賞状が手渡された。
 卒業生を代表して西郷貴博さんが答辞を述べ「将来の夢の実現に向け、入学してあっという間の3カ月半でした。食肉の生産・加工・流通・販売に関する専門知識を学び、職場に帰って貢献できることに喜びで一杯です。食肉に対する信頼がゆらいでいる今、安全・安心な食肉の提供する責任を果たしたい」と、食肉学校の卒業生として期待される役割を果たすことを誓った。
 在校生を代表して大黒利明さんが、「みなさんとは寝食を共にし、かけがえのない時間を過ごすことができました。同じ食肉業界に働く仲間として、これからも顔を合わせることがあると思います。元気で頑張ってください」と、良きライバルとしてこれからも切磋琢磨していこうと呼びかけた。
 恒例の卒業生1分間スピーチでは、「ここで学んだ知識や技術を職場へ帰って活かしたい」、「貴重な寮生活の体験が、これからの宝になる」、「送り出してくれた職場のみんなに感謝したい」、「多くの仲間と出会えたことは、これからの大きな財産だ」など、3カ月半の学生生活の思い出を各自が語った。
 なお、前日の18日、卒業前恒例の『卒業記念発表会』が開催され、各自が3カ月半の学習の集大成として「今後の食肉販売促進」、「牛枝肉の評価について」、「安心のための安全」など自ら選んだテーマを、図表を使ったりしながら分かり易く発表した。

(2007.7.24)

 

 

社団法人 農協協会
 
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-1-15 藤野ビル Tel. 03-3639-1121 Fax. 03-3639-1120 info@jacom.or.jp
Copyright ( C ) 2000-2004 Nokyokyokai All Rights Reserved. 当サイト上のすべてのコンテンツの無断転載を禁じます。