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農政.農協ニュース

山田俊男候補、党２位で当選

上位当選を果たした山田氏（右）。 宮田・全中会長（中央）と 川井田・全国農政連会長と握手。 　７月29日に投開票が行われた第21回参議院議員選挙にＪＡグループの政治運動組織である全国農政連が推薦し、自民党公認で全国比例区に立候補していた山田としお氏は44万9182票を獲得、自民党全国比例区候補のうち第２位で当選を果たした。 　午後８時過ぎに東京・平河町の事務所で開かれた祝勝会で後援会長のＪＡ全中・宮田勇会長は「全国のＪＡ役職員、組合員のみなさんの自分たちの仲間を送りだそうという強い決意の結果。農業・農村を理解する多くの国民の理解も得た。われわれの考えを政治に反映させようという願いが成しとげられ、大きな感激がある」と述べた。 　当確のニュースはテレビの開票速報が始まった直後に流れた。あいさつした山田氏は「まさか直ちに名前が出るとは。きつねにつままれたよう」ととまどいを隠せない様子ながらも、選挙結果については「農業・農村に対する危機感、不安を全国のみなさんがいっぱい持っていることを改めて実感している。私に投げられた訴え、課題を全部引き受けて何としても全力でがんばりたい」などと話した。 　選挙戦で全国を回った印象は農業の将来への不安や担い手の絞り込みに対する危機感、ＷＴＯ交渉への憤りが強かったといい、「逆にいえば（この票は）、課題をしっかり背負ってがんばってくれということ。着実に解決していかなければならない。そのためにみなさんの声をさらに強める体制づくりなどを今後工夫していく」などと気を引き締めていた。

（２００７.７.３０）

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