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農政.農協ニュース |
JAの総合力で担い手から信頼を −トップセミナー |
◆取り組みにJA間で格差 JA全中の「担い手対応強化に関するJA調査」(回答:42府県615JA)によると、担い手対応を担当する渉外チームを設置しているのは208JA(34%)となっている。また、組合員の農業経営管理支援を実施しているJAは64JA(10%)にとどまり、19年度から取り組むとしているJAも73JA(12%)となっている。 日報のチェックで声をつかむ−JA庄内たがわ・太田重義常務
ふれあいを重視した経営改善相談、金融融資相談のほか、生産指導員との連携による新規作物導入支援も行っている。結果的に資材供給高は18年度は8%の伸びを達成。日報や情報連絡票を点検して組合員のニーズを把握することを重視している。担い手ニーズに合ったタイムリーな情報提供が今後の課題。 プロセス管理の徹底を重視−JAそお鹿児島・山野徹参事
9年間で7万件以上の訪問活動を通じて分かったことは、税務・経営相談の重要性。組合員はJAに支援を求めており青色申告指導は非常に感謝される。農家の経営・家計をもとに「夢」「悩み」の共有化を図りやすい。 待つJAから出向くJAへ−JA宮崎中央・川端一馬経営支援室長
今後は新たな担い手の育成・確保をめざして農家に経営革新プランの提示などを行い目標管理と早期の経営モニタリングをして元気な農家をつくるための経営診断事業も行っていく。 導入作物のアドバイスを−西老松営農組合(滋賀)・安田惣左衛門組合長
組合長以外、全員サラリーマンの84戸でつくった集落営農組織で57haを経営。省力化のほか、環境こだわり米の面積拡大や麦では不耕起密植栽培、黒大豆の拡大など付加価値向上が課題となっている。組織運営の管理は利益の確保にあるが、生産者としては何を作ればいいのか情報がほしい。なかなか生産者は判断できない。消費動向による販売価格推移の予測などだ。また、コストダウンと収益性の向上のために集落を越えた営農協力体制を推進することも課題としている。
計画的な生産・販売支援を−和郷園(千葉)・木内博一代表理事
農家経営を支えるシステムの構築を望みたい。JAは農家をお客さんにしてはならない。農家は地域農業の担い手であり経営者育成のためのサポートこそ必要。農産物価格が低迷しているとき、JAは北から南までのネットワークをつくって計画的な生産・販売をするうねりをつくりだすべき。そうしないと買い手主導でもっと価格は下がってしまうのではないか。 |
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(2007.8.6) |
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