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高温の影響などに留意を〜第1回水稲作況委員会の意見
−農水省 (8/8)


 農水省の水稲作況委員会(座長:畑中孝晴(社)農林水産先端技術産業振興センター顧問)は8月8日、今年度第1回めの委員会を開き、8月15日現在の水稲の作柄概況調査に当たっての意見をまとめた。次の4点に留意すべきとした。
梅雨入り後の全国的な日照不足や低温傾向で、生育は平年並みからやや遅れ気味に経過していると見込まれるので、穂数、1穂当たりもみ数の状況を正確に把握する必要がある。7月の低温が幼穂形成期から減数分裂期に当たる地域は、稔実への影響に留意する。
台風第4、5号により倒伏やフェーン現象の影響を受けた地域では、稔実や登熟への影響に留意する。
7月にはいってからの全国的な日照不足などの影響で稲体が軟弱傾向のため、全国的にいもち病の発生について留意する。斑点米カメムシ類、ウンカ類などの発生が多いと予想されるので、その被害状況に留意する。
梅雨明け後、気温が高い日が続いているので、出穂期から登熟期にかけての高温の影響について留意する必要がある。

(2007.8.10)

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