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来場者で賑わう会場 |
新潟県農業士会が主催する農産物販売イベント『にいがたの夏を楽しもう！』が８月20日〜21日の２日間、東京・表参道（渋谷区神宮前）の新潟館ネスパで開かれた。
農業士会とは、専業的な農業従事者の青年で、将来にわたって地域農業を支える者を知事が認定した「農業士」の集まりで、県内のメンバーは270名。今回のイベントは、米に代表される高品質な新潟県の農産物のＰＲと、直接消費者とふれ合うことによって会員農業士の商品開発力強化、販売戦略の方向性を探ることを狙って行われたもので、県外で初めて行われた。魚沼産米「コシヒカリ」と並んで、白根産桃、黒埼産茶豆、長岡産巾着茄子など新潟県を代表する農産物を、会員の農業士が来場者にそれぞれの特徴を生産者の立場から説明しながら販売した。２日間の合計で約5000人が訪れ、農産物を話題に農業や農村について話が弾んでいた。
「一人ひとりが農業経営者であるため、マーケティングを学ぶことが重要だと思います。このように消費者と接しながらの販売で、今消費者は何を求めているのかが理解できた。これからの生産に活かしたい」と会員の一人は語る。売上の一部は中越沖地震の被災地に義捐金として送られる。
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