JA全農は『つくる・たいせつフェスタ2007』を8月27日〜28日の2日間、東京フォーラム1階の「ごはんミュージアム」(千代田区丸の内3-5-1)で開催した。
フェスタ2007は、全国の生産者が生産した新鮮で安心・安全な国産農畜産物を消費者に美味しく食べてもらい、その良さを理解して欲しいとの願いから企画したもので、「国産農畜産物食材教室」、「親子のための味覚教室」など食に関するイベントを行った。
国産農畜産物食材教室では、モマージュシェフ※)が、生産・流通・保管・加工・販売などに係わるすべての情報が連結する仕組みの「全農安心システム」によって生産された指定国産農畜産物(27日:牛肉、米、ナス、28日:豚肉、米、ピーマン、ズッキーニ)とフレンチ食材を使って、「和風ガレットのパルメザンチーズ焼き季節の野菜添え」「豚ロース肉の西京みそ漬けの炙り焼き」などの本格的料理を作り、それを事前に参加申込をした消費者が試食した。
料理の提供に合わせて、担当シェフが食材の特徴、作り方、美味しい食べ方などを説明した。都内から親子で参加したという母親は、「日頃接する食材でも、美味しく食べられることに感激しました。それぞれの食材が本来持っている味が活かされ、食べる楽しみが実感できた」と感想を語り、早速今日から家庭で作ってみたいとレシピを持ち帰った。夏休み中のためごはんミュージアムには多くの家族連れが訪れた。
◆日生協主催のイベントに協力、互いに来場促す
同じ東京フォーラムで、同日、同時刻に日生協主催の『コープたべる・たいせつフェスティバル2007』が、食育をテーマに全国の生協、行政、教育関係団体、研究機関、食品メーカー、NPOなど160団体が参加して開かれた。各団体がそれぞれの食育への取り組みを展示すると同時に、ゲストのトークショーなどが行われた「食べる、たいせつシアター」、料理の実演を通じて情報発信する「キッチンシアター」などのイベントも行われた。
全農主催の『つくる・たいせつフェスタ』とは、食に関して生産者と消費者が開くイベントとして協力しようということで、全農は-全農安心システム-を紹介するブースを『コープたべる・たいせつフェスティバル2007』に出展し、来場者にその安全性をアピールした。また、それぞれの会場では、互いにイベントが開かれていることを宣伝し、是非もうひとつの会場にも足を運んで欲しいと呼びかけていた。2つの会場を訪れる人のために、途中係員が案内板を持って誘導していた。
※)モマージュシェフ
日本でフランス食文化の振興に貢献したとフランス政府から認められ、「農事功労賞」を贈られたメンバーで構成されている。
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全農安心システムを宣伝するブース |
シェフの話を聞きながらの試食 |
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