「老人と障害者の自立のため」の第34回国際福祉機器展H.C.R.2007が、全国社会福祉協議会、保険福祉広報協会の主催で、10月3日〜5日までの3日間、東京ビッグサイトにおいて、盛大に開催された。
今回は、15カ国・1地域より582社・団体が5万m2の会場に、2万5000点を超える福祉機器・介護用品を出展した。福祉機器は、高齢者や障害者の日常生活の自立を支えるものであり、「食べる」「寝る」「移動する」など、生活のあらゆる場面で活用されている。
また、介護保険制度の導入により、福祉関連機器の存在意義と利用価値は高まってきている。近年は、福祉・介護関連機器の分野に、多業種からの企業参入も著しく、新たな技術の導入や製品の改良も進んでおり、質・量ともに充実してきている。
同展では、多彩な機能を搭載した車いすや、介護の軽減を追求したベッド、福祉車両などが展示された。文化シヤッター（株）は、高齢者や障害を持つ人に配慮した快適ドア「カームスライダー」や、軽い力で引いても押しても開閉できる、軽量鋼板自由開き折れ戸「ヒクオス」などを出展し、注目された。
同展では、「高齢者問題」や「障害者施策」など、日本や欧米各国が直面している課題を巡る国際シンポジウムなども行われた。同展開催の3日間で、延べ約13万名の来場者があり、盛況だった。
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注目された文化シヤッターのブース
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三菱は障害者に優しい車を出展
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