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会場の入り口、大きなアーチが目立つ
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JA全農千葉県本部主催の『農業機械大展示会』が10月26日、千葉市の「ビオトープそが」に隣接する会場で開催された。今年で32回目を迎え、28日までの3日間の開催期間中に来場者約5000人を予定し、契約目標金額は昨年よりも2000万円多い20億2000万円としている。
県内各JAは、営農指導員などを中心に農機の販売を推進している。しかし、JAではスペースなどの問題があり実物を展示することができない場合が多い。そのため農機の新規購入や買い換えを考えている組合員が実物を確認することができず、販売推進に難しい面がある。同展示会は各JAの販売推進を県本部がサポートするために開催するもので、会場を訪れた組合員が展示された農機を直接見たり試乗したり、価格を確認することができる。
県内27JAのうち20JAが貸切バスを仕立て来場。「農機は新規にしても買い換えにしても高価なので、パンフレットなどだけでは決められない。ここに来てじっくり見て試乗などして、多くの人は決心する」とあるJAの関係者は展示会の効果を語る。
会場にはトラクターやコンバインなど約500台の農機が各メーカーごとに展示され、来場者は農機に触れたり運転席に座ったりしながら、メーカー担当者の説明を熱心に聞いていた。田植機の実演コーナーでは、希望者に試乗させ、使いやすさなどを実感してもらうことも行っていた。
また、会場の一画には全農が18年度から導入した『韓国製トラクター』が展示されていた。オレンジ色の車体が人目を引くのか、多くに人が足をとめ熱心に見入っていた。担当者に「燃費はどれくらいか」「メンテナンスは大丈夫か」など、実際に使用した場合に想定される問題を質問していた。農機の他に、来場者が主に生産者であるため、県本部が取り扱っている農薬、肥料のコーナーを設け、展示・紹介を行っていた 。
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熱心に説明を聞く組合員
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会場の一角に転じされていた「韓国製トラクター」
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