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「仲間づくりを進めよう」と語る
福代俊子JA女性協会長
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交流などによって地域のフレッシュミズ活動の活性化をめざす「JA女性組織フレッシュミズ全国集会」が11月1日〜2日の2日間、全国から約70名が参加して虎ノ門パストラルで開かれた。今、フレッシュミズが抱えている部員数の減少、高年齢化や活動の停滞等の課題をどのように克服すれば良いのか、『仲間づくり』をキーワードにグループ討議などを通じて問題点を共有し解決に向けた方策を探ろうと、2日間の短い日程ではあったが参加者の熱心な話し合いが続いた。
冒頭、福代俊子JA全国女性組織協議会会長は、「女性農業者の組織化は十分だとはいえません。農業の担い手であると同時に、地域社会でも重要な役割を担っている女性農業者への支援を強め、組織化に向けた仲間づくりを進めよう」と、JAや地域の核となるフレッシュミズ会員の活動が、JAのみならず地域からも期待されていると挨拶した。
続いて『フレッシュミズの主張』全国コンクールの発表に入り、最優秀賞のJAいしのまき(宮城県)相澤幸美さん「本当の豊かさを求めて」、優秀賞のJA松茂(徳島県)土佐由美子さん「義母からのバトンタッチ」と、JA土佐れいほく(高知県)山北光さん「地域とともに楽しく遊ぶフレッシュミズ活動」、の3名が紹介された。今年度の主張には全国から26点の応募があり、上記3名の他、7名が優良賞に選ばれた。
日本農業新聞編集局営農生活部長の山野恭伸氏は審査委員として講評を述べ、「どの応募作品にもドラマがあり、感動しました。今、農業に関しては“厳しい”とか“曲がり角”といったマイナスイメージの言葉をよく聞くが、応募作品の中にはそのような言葉はほとんど見あたらず、とても前向きで元気溢れる内容だった。ただ、自分の生活や取り巻く環境は具体的に書いているが、女性組織とのつながりや組織活動の現状が十分に書き込まれていない」ことが残念と、一人ひとりはかなり頑張っているが組織活動が十分とは思えない、と述べた。
2日目の閉会に先立ち、『フレッシュミズとしての意識を持って』との本集会の申し合わせ事項が全員で確認された。閉会後、明日からの生活や活動での健闘を互いに誓い合った。
申し合わせ事項
一、家族への感謝の気持ちと家族への輪(和)を大切にして活動します。
一、魅力あるなかまとの出会いが輝きの輪を広げます。
一、未来の子供達の為に地球環境に優しい、エコドライブを始めCO2削減運動の輪を広げます。
平成19年11月2日
第11回フレッシュミズ全国集会 参加者一同
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