家の光協会はこのほど、自然災害、病虫害、価格変動など農業・農家が抱えるリスクへの正しい対応を解説した本、『農家のためのリスクマネジメント』を発行した。A5版、205ページで写真や図表をふんだんに使い、解説文と併せ内容がより具体的に分かりやすくなっている。定価は1890円(本体1800円+税)。著者はリスクマネジメント協会理事長・慶応義塾大学名誉教授の前川寛氏。
農業は他の産業と異なり、風水害や冷害などの自然災害や病虫害などに見舞われ、広い地域で被害を受けやすいという特徴を持っている。農業経営の上では、それらの被害以外にも価格の低下、本人の病気やケガ、事業用資金金利の上昇など、さまざまなリスクが想定される。そのようなさまざまな農業経営上のリスクに対して、どのように対処すれば良いのか。
内容は、▽リスクマネジメントの考え方、▽農業経営とリスク、▽農業経営とリスクマネジメント、▽リスクマネジメントの実践事例、の4章で構成。農業経営の上で想定される分類したリスクごとに「リスクマネジメントの実践事例」として多くの具体的事例を紹介しており、想定されるさまざまなリスクに対して事前の対応を可能としている。
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