|
解体作業を見学 |
JA全農はマスコミを対象に、全農の活動を知って理解し正しい報道をしてもらうための現地視察会を11月28日、JA全農ミートフーズ(株)東日本営業本部(東京都港区)で行った。12社、17名が参加。
視察に先立って、西馬場茂参事から、全農の畜産事業についての説明があった。「バイオ燃料、原油高騰などの影響で、多くの畜産農家は苦境に追い込まれている。農家組合員を支援するのが我々の仕事で、生産者手取りを少しでも多くするため、全農ミートフーズは消費者に『安全』で『安心』な商品を提供して販路拡大等に務めている。生産者と一体となった、そのような姿をしっかりと見てほしい」と、生産者と消費者を安心で結ぶ懸け橋をめざす全農の活動を紹介した。
現場では牛の生体から枝肉、部分肉、最後に精肉になるまでを、工程ごとに見学した。牛の形から工程ごとにだんだんと見慣れた“肉”に姿を変えていく様子は、日頃畜産事業を取材する機会の少ない記者には新鮮な驚きだったようだ。また、作業現場では異物混入等の防止のため記者も白衣に着替え、頭にはネットを被り長靴を履きマスクをし、手を洗ってからの見学となった。“重装備”での見学にとまどいを感じたが、衛生管理を徹底しているとの担当者の話に納得した。
見学後の意見交換では、飼料価格の高騰が畜産農家にどのような影響を与えているかなど、畜産経営の現状について質問が集中した。 |