JA全農グループの18年度国産農畜産物輸出実績等が12月18日の経営管理委員会に報告され了承された。
18年度の実績は米259.730トン(8959万8000円)、食肉41.899トン(3億2079万5000円)、園芸農産7599.188トン(22億4194万4000円)で、合計では7900.817トン(26億5233万7000円)であった。これは前年度に比べ数量で18%、金額で27%増となった。
19年度上半期実績は、米172.327トン(6045万4000円)、食肉37.317トン(2億9992万円)、園芸農産2965.340トン(9億1754万5000円)で、合計では3174.984トン(12億7791万9000円)。上半期実績を含めた19年度見通しは、米533.417トン(2億3375万4000円)、食肉94.792トン(6億8772万7000円)、園芸農産8673.693トン(24億4833万円)、合計では9301.902トン(33億6981万1000円)と予想しており、数量、金額とも今年度に比べ27%増を見込んでる。
上海での日本米販売が好調である事や、割高ではあるが安全で高品質の日本産農産物が各国である程度受け入れられている現状から、この先も輸出実績は伸びることが予想されるが、より輸出を進めるため、「余った農産物を輸出に回すではなく、安定的に輸出先国に供給することが必要」、「産地側が輸出に本気で取り組まないと、現地側が信用しない」、「各県でバラバラに取り組むのではなく、窓口を一本化してはどうか」などの意見が委員からでた。
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