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「元気な富山米ブランド」の確立をめざして生産推進大会開催
−JAグループ富山


講演する川崎部長
講演する川崎部長
 消費量の減少、消費者の低価格米志向などによって米価が低迷し、産地間競争がますます激しくなってきている。
 そうしたなか、米の単作地帯ともいえる富山県では、県とJAグループ富山が一体となって、20年産米において、田植え時期の繰り下げなどの品質向上対策の徹底担い手育成や直播栽培の拡大による低コスト化生産履歴管理による安全・安心の確保多様なニーズへの対応強化▽適正な品種構成への誘導などの総合的な対策を行い、「元気な富山米ブランド」の確立をはかっていこうとしている。
 こうした対策の成果をあげるためには生産者をはじめ関係機関などが「一丸となって取り組む必要」があり、その意思統一をはかるために県米作改良対策本部・JA富山中央会・JA全農とやま・県米麦改良協会が主催して、1月29日に県農協会館で「元気な富山米ブランド確立生産推進大会」が、JA関係者ら250名が参集して開催された。
 この大会では、JA全農とやまの杉本秀一米穀農産部長が「最近の米情勢について」を報告。ついでJA全農米穀部の川
富山米推進大会風景
富山米推進大会風景
崎史郎部長が「米政策と品目横断的経営安定対策の見直しについて」と題して講演した。このなかで川崎部長は、 生産者の所得を確保するためには「計画生産することが大前提」であることを再三にわたって強調した。
 その後、県農業技術課の鍋島学主任普及指導員が「高品質で低コストな米作りのための技術対策」について、パワーポイントを使い丁寧に解説した。
 会場を埋めた250名の参加者は、改めて売れる富山米づくりにまい進する決意を胸に散会した。

(2008.1.31)

 

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