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多収性稲品種の原種種子を提供− 飼料増産へ農研機構
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 今年産から飼料用とバイオエタノール用の非主食用米も転作作物の対象となったことを受けて農水省は多収性品種の原種を種子生産者に分けると2月1日公表した。東北地方の中部以南を栽培適地とする「べこあおば」など7種類(合計約600kg)を提供する。(独)農業・食品産業技術総合研究機構が育成した種子である。
 飼料用米の種子は(社)日本草地畜産種子協会などによって一般栽培用が販売されているが、コメ政策などの見直しで多収性品種の種子確保が課題となり、農研機構は生産調整の推進と飼料増産に役立てるため開発種子を譲渡することにした。
 7品種のうち10a当たりの収量が最も多いのは「タカナリ」という品種で811kg(現地での収量とは異なってくる)、栽培適地は関東以西、育成年は1990年、育成地は関東。
 今年1月時点で譲渡できる数量は種籾10a相当分(4kg)を1口とし、合計150口。品種別では(1)べこあおば70口(2)ホシァォバ37口(3)べこごのみ15口(4)北陸193号12口(5)タカナリ10口(6)ふくひびき3口(7)夢あおば3口。
配布対象品種の概要

(2008.2.14)

 

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