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寒締めホレンソウ生育予測情報サービス始める −東北農研


 (独)農業・食品産業技術総合研究機構東北農業研究センターは、気温にもとづいた寒締めホレンソウの計画的な出荷に役立つよう、インターネットで寒締めホレンソウの生育予測情報を提供している。1kmのメッシュに展開された東北地方の7日先までの気温予測データにもとづいた寒締めホレンソウの生体重予測が東北6県分のマップで表示される。予測日前5日間の平均地温から推定した糖度予測情報も掲載している。
 この情報は同センターが昨年夏から開始した「気象予測データを利用した農作物被害軽減情報サービス」を通じて提供されている。 東北地方では、冬の農業振興が重要な課題のひとつになっており、冬の寒さを利用した寒締めホウレンソウは農閑期のビニールハウスを有効に使えるだけでなく、価格も高く販売できることになる。しかし、寒締め栽培ではホウレンソウに低温を与える時期とその期間が重要で、計画的に出荷するには生育状況と気象条件の両方を考慮することが必要だ。このため、気温データを用いて寒締めホウレンソウの生育状況を予測し、適切に低温を与えることにより、計画的な集荷に役立てることとした。
 ウェブサイトのURLはhttp://tohoku.dc.affrc.go.jp/yamase.html

(2008.1.29)

 

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