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農政.農協ニュース

全農がだいこん、はくさいの緊急需給調整実施　−農水省　（２/１）

農水省は２月１日、JA全農からだいこん、はくさいの緊急需給調整実施の届け出があったと発表した。年末年始の好天を受けて、だいこん、はくさいは出荷が集中している一方で、消費が鈍く販売不振が続き、卸売価格が平年を大幅に下回っている。特に九州地方のだいこん、はくさいは極めて生育状況が順調。こうした事態を踏まえ、価格の回復をはかるため一部を２月上旬に出荷停止し、市場隔離をして価格の回復をめざす。 　秋冬だいこんは全農福岡県本部が九州内向けを300t、全農長崎県本部が近畿・中国向けを400t、秋冬はくさいは全農福岡県本部が九州内向けを30t、鹿児島県経済連が九州内向けを1000t、出荷停止する。 　出荷停止した分は、新規用途への利用、輸入野菜の代替、飼料、肥料などへの有効利用をはかる。以前の産地廃棄が消費者から批判を受け、制度の見直しが行われて初の実施となる。 　市場隔離後、価格が回復した場合は、後日の出荷は可能。また、出荷を停止し、有効利用をはかっても価格の動向が変化せず余剰となる野菜は、土壌に還元する。

（２００８.２.５）

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