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ほとんどが基準をパス −家畜排せつ物法施行状況の調査


 畜産農家は家畜の排せつ物を国の管理基準に合った施設で処理しなければならないが、農水省はその状況を調査し、99.9%の農家が基準に適合していると1月30日発表した。年に1度行うが、今回は昨年12月1日時点で調査した。
 排せつ物の野積みや素堀りをなくし、たい肥化などを促すための家畜排せつ物法に基づくものだが、小規模農家(牛10頭・豚100頭未満など)は対象外。
 全畜産農家数12万余戸のうち48%強の5万8861戸が対象となった。うち適合していないのは0.1%の42戸で前回調査(平成18年)の51戸より減少した。
 畜種別に不適合は乳用牛が21戸と多く、ブロイラーと馬はゼロだった。不適合農家には知事からの指導や助言、勧告などがあった。 管理基準には例えば、ふんの処理・保管施設は床をコンクリートなど不浸透性材料で築造し覆いや側壁を有するものとすることなどがある。

(2008.2.8)

 

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