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農政.農協ニュース |
菌床栽培の生しいたけ、所得率24.1% |
農水省はこのほど、平成18年度栽培きのこ経営体の経営収支調査結果を公表した。これによると、全国1戸当たり平均の原木栽培生しいたけの粗収益は295万8000円、経営費は254万5000円で、所得は41万3000円だった。所得率は14.0%。 原木栽培乾燥しいたけの粗収益は140万7000円、経営費は131万8000円で、所得は8万9000円だった。所得率は6.3%。 菌床栽培の生しいたけの粗収益は919万円、経営費は697万4000円で、所得は221万6000円だった。所得率は24.1%。 このほか、事例的調査結果として公表された菌床栽培の「その他きのこ」の経営収支は、1戸当たり平均でえのきだけが所得660万4000円(所得率17.7%)、ぶなしめじ同360万7000円(同11.0%)、まいたけ同437万5000円(同12.8%)、なめこ同287万7000円(同22.8%)だった。 経営費で特徴的なのは、原木栽培では種菌費と原木費が経営費の6割以上を占めること。菌床栽培では種菌費と原木費は生しいたけの43%以外はまいたけの24%など、比率は下がっている。しかし、光熱動力費は菌床栽培ではぶなしめじが18%、生しいたけ、まいたけ、なめこなどが15%を占める。また、荷造運賃手数料がえのきだけは17%、なめこは16%かかっていた。 労働時間1時間当たり所得は、えのききだけが1625円、マイタケが1608円で上位を占め、ぶなしめじが916円、なめこが891円など。原木栽培の乾燥しいたけは150円で、きのこ類では最も低い。 |
(2008.2.13) |
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