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平成19年産かんしょの作付面積前年並み −農水省統計部


 農水省はこのほど、平成19年産かんしょの作付面積などの調査結果を公表した。作付面積は4万700haで、前年産並み。鹿児島、宮崎県では醸造用の需要で増加したが、全国的な農家の高齢化による労働力不足に加え、千葉県ででん粉工場の閉鎖による作付け減があった。
 10a当たりの収量は2380kgで、前年産を40kg(前年産対比2%)下回った。茨城県などでは6月の高温・多照で着いも数が増えたため、前年産を上回ったが、鹿児島県で9月以降の高温・少雨によりいもの肥大が抑制され、前年産をかなり下回った。10a当たりの平均収量対比は95%だった。
 収穫量は96万8400tで、10a当たり収量が前年産を下回ったため、前年産に比べ2万500t(同2%)減った。主産県の収穫量の都道府県別割合は、鹿児島が38%を占め、次いで茨城18%、千葉14%、宮崎8%などとなっている。上位4県のシェアは78%。

(2008.2.14)

 

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