農業協同組合新聞 JACOM
   
農政.農協ニュース

バイオマスガス化発電設備をタイに本格導入 −サタケ


サタケのバイオマスガス化発電設備
サタケのバイオマスガス化発電設備
 サタケ(本社:東広島市、佐竹利子代表)は、2005年にタイ国スラナリ工科大学へ、バイオマスガス化発電のテストプラントを納入した実績が認められ、同国向けのバイオマスガス化発電設備を2社から受注した。2008年度から順次竣工・稼働が予定されている。
A+POWER社向け。
 2008年4月着工、2009年2月完工を予定。この設備の設置場所は、ワット プラバットナンプー寺院で、総発電容量1.800KWのうち、1.500KWをPEA(地方電力庁)に売電する計画だ。受注金額は、約2億7000万円。
タイウレタンプラスチック社向け。
 2基の導入が決定しており、1基は生成されたバイオマスガス燃焼熱を利用して、水蒸気を発生させ、合成樹脂などの生産に使用するもので、2008年8月完工予定。もう1基は、総発電容量900KWの発電設備で、自己消費のほかPEAへの売電を計画しており、2009年3月完工予定。受注金額は合計で約1億2000万円。
 なお、この設備は、タイ国のガス化発電設備としては、初めてDOE(京都メカニズムのクリーン開発メカニズムに基づく温室効果ガス排出量削減プロジェクトの有効化審査・検証を行う指定運営機関)に承認された。

(2008.2.15)

 

社団法人 農協協会
 
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-1-15 藤野ビル Tel. 03-3639-1121 Fax. 03-3639-1120 info@jacom.or.jp
Copyright ( C ) 2000-2004 Nokyokyokai All Rights Reserved. 当サイト上のすべてのコンテンツの無断転載を禁じます。