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農政.農協ニュース |
北東北で広域生活総合会社を組成 −JA全農 |
JA全農は、生活事業の広域化による事業再編、事業基盤の強化を進めてきているが、この4月に青森・秋田・岩手の北東北3県本部が参画する広域生活総合会社「(株)Aコープ北東北」を発足させることにし、1月31日に組成契約書に調印した。 現在、岩手県の生活事業は県本部子会社の(株)Aコープ・ライフサービスいわてに移管され、店舗事業や食材宅配、葬祭事業などが営まれている。秋田、青森ではAコープ店舗はJAが個別に直営するなど、事業形態が異なっているが、食材宅配や葬祭事業を総合的に行う広域会社化することで、管理部門の一元化、仕入の一元化と事業分量の拡大によるスケールメリットを創出し、事業競争力および組合員ニーズに対応するJAへの提案力・支援体制の強化を図っていこうというもの。 主な事業内容は ▽生活組織購買事業(共同購入、展示会供給など) ▽食材宅配事業 ▽配置家庭薬事業(クミアイ家庭薬) ▽葬祭事業(葬祭施行、返礼品供給、直営ホール<盛岡>、JA葬祭協議会) ▽店舗事業(直営Aコープ22店、JA店舗卸供給) 直営Aコープ店舗は当面岩手県内の22店舗となる。青森、秋田の店舗には卸として商品を供給していくことになる。 20年度の事業高は205億円を計画している。 また、3県エリアのJAとは、情報交換の場として各県ごとに「生活運営協議会」を設置し、組合員やJAからの要望などを事業運営に反映させたいと考えている。 東北の場合は、西日本に比べてAコープのような店舗事業のウェイトが大きくないため、岩手にみられるような生活総合会社化が進められてきている。今回の北東北はその広域化第1号ということになるが、今後、南東北での広域化がなされる可能性は高いと思われる。 |
(2008.2.18) |
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