JA共済連は、JA共済についてのきめ細かなサービスと丁寧な仕組みの説明などJAの本・支店での「窓口対応の強化」を最重要課題の一つとしている。そのため組合員、利用者の直接の「接点」であるJA共済の相談などに対応する窓口担当者を「スマイルサポーター」と名付けて意識の向上を図っているが、2月14、15日の2日間、スマイルサポーターの共済知識・接客スキルの向上、相互の情報交換を目的とした交流集会を東京都内で開いた。
今年で2回目を迎えたこの集会には47都道府県本部の推薦を受けたJAの優良支店スマイルサポーター137名が参加した。交流集会ではスキルアップに関する講演や分科会形式による情報交換会などが行われ、参加者は同じJA共済の窓口担当者どうしで交流と知識向上につとめていた。集会では参加者全員に感謝状が贈られた。
また、スマイルサポーター支援キャンペーンとして実施した、スマイルサポーターにまつわるちょっといい話や役立つ情報などを募集した「ちょっと教えて! スマイルサポーターショートストーリーコンテスト」の大賞の発表と表彰も行われた。コンテストには612通のショートストーリーの応募があり、3部門それぞれ1篇が大賞に選ばれた。
●ちょっと教えて! スマイルサポーターショートストーリーコンテスト大賞受賞作品
【ちょっと、いい話部門(スマイルサポーターからの応募)】
○思いがけない手紙
私には、小学2年と5年の子供がいます。
それは、年度が変わり残業も続き、公私共毎日忙しくしていた日の事です。いつもより遅く帰宅しても、夕飯の用意・洗たく・片付け等やらなければならない事が私を待っていて、寝不足になり、ためいきが多くなっていた私。そんな私の姿を見て、子供なりに考えてくれたのでしょう。
ある日、帰宅すると玄関の上り口に1枚の紙が。その紙の表には「おかえりなさい!」の文字が。そして裏には「いつもお仕事ありがとう」「いつもおいしいご飯をありがとう」「いつも洗たくありがとう」と。読んでいる間にも涙が溢れ、大泣きしてしまいました。私一人が忙しい、私一人がしんどい、私一人が…と考え込んでしまっている時に、こんなにうれしい手紙をもらえるなんて。私は、本当に幸せ者です。そして、疲れた時にはいつも読み返しています。この手紙を。
【ちょっと、お役立ち話部門(スマイルサポーターからの応募)】
○私のオススメプラン作成法教えます!
私は現在、主に自動車共済を担当しています。契約の継続手続きのご案内で、電話連絡がつかないお客様には「保障設計書」を作成し、文書とともに郵送しています。この設計書には3つのプランを提案することができるので、私は大体一番右に同条件でのプラン、真ん中と左の欄には私独自のおススメプランを配置するようにしています。
でも、ただプランを3つ並べてあるだけではお客様にちゃんと見てもらえません。そこで私は、同条件とおススメプランではどこがどのように違うのか蛍光ペンでラインを引き、フキダシを作ってセリフを書き込んでいます。例えば対物賠償なら「トラックの積荷で2億円も!無制限なら安心!」とか。一番下の掛金欄には同条件との差額も明記します。手間がかかりますが、窓口で「送ってくれたこのおススメにするよ」と言って下さるお客様が多いので、とてもやりがいを感じます。
【ちょっと紹介、スマイルサポーター部門(スマイルサポーター以外のJA役職員から見た、スマイルサポーターのエピソードなど】
○支え
私は今年入組したばかりの新人LAです。当初は長期共済19億円を達成できるか不安だらけでしたが、年内にも目標を達成できそうです。このように順調にこれたのも当店のスマイルサポーターさんがいてくれたからです。夏の暑い日に私が推進活動を終え支店に戻ってくると「今日も暑いけど頑張ってね」と冷たい麦茶を差し出していただき、私が朝礼で元気がなさそうな時には「これ食べて元気出してね」と甘いお菓子を差し出してくれました。推進活動がうまくいかず、なかなか実績が伸びず落ち込んでいた時には「まだまだ時間はあるし焦らんでも大丈夫やに」と励ましていただきました。メンタル面が弱い私はスマイルサポーターさんの心遣いや励ましで本当に支えられ、また頑張っていこうと元気づけられました。本当にありがとうございます。今日も元気に推進いってきます!。 |