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コープさっぽろと東北サンネットが共同ネットサービスを開始
(2/20)


 生協のコープさっぽろと東北6県の生協連合会コープ東北サンネット事業連合は、グーグルの企業向けサービス「グーグルアップスパートナーエディション」(Google Apps Partner Edition)を共同利用して、地域の消費者会員へ向けたサービスを提供することに合意し、この4月からテスト、6月から本格稼動することを2月20日に東京で記者会見し明らかにした。
 Google Appsは、グーグルが提供しているマイページ・メール・スケジュール・ファイル作成・モバイル対応などのサービスを企業や団体用にカスタマイズし、グーグルがホスティングするサービス。パートナーエディションは、Google Appsをプロバイダーとして非営利団体などに提供するもの。これを活用することで、グーグルが構築した情報基盤を利用して、今後はグーグルの最新サービスを消費者個別にプラスすることができるので、開発から運用までのコストが大幅に圧縮され、多彩な機能を付加して会員に無償提供することができると両生協は説明している。
 コープさっぽろでは、すでに収集している約700社2万件の商品情報をデータベース化しており、この情報と会員個人の買い物情報(POS情報)をつなげることで、原料・原産地やアレルゲン情報などを会員に情報開示できたり、次週のカタログ商品の同様な情報を事前に開示することで商品選択に利活用してもらうことができるようになるという。
 コープさっぽろでは95店舗の店頭に最低2台は端末を設置し、パソコンなどを利用できない人でもカードを店頭端末に差し込めば利用できるようにするという。
 また、東北ではパソコンよりも携帯電話からのネット利用が多いことから、モバイル向けサービスも充実していくという。
 サービス提供の第一次目標は65万人で、今年度は6万人のユーザ化を計画している。

(2008.2.21)

 

 

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