農業協同組合新聞 JACOM
   
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コシヒカリ 前年比1.7万ha作付け増
−16年産品種別作付け状況 (3/1)

 農水省は3月1日、16年産の米の品種別作付け状況を公表した。
 第1位は、コシヒカリで26年連続トップ。作付け面積は前年より1.7万ha増えて55万8000haだった。全国43都道府県で作付けされ、水稲うるち米全体に対する割合は37.7%となった。
 2位はひとめぼれで平成10年産以来、コシヒカリに次ぐ位置をキープ。29府県で作付けされ前年より8000ha増えて15万5000haだった。東北地方を中心に耐冷性に優れ良食味であることから増加した。
 3位はヒノヒカリ。九州を中心に23府県で作付けされた。九州の一部では作付けが減少したが、全体としては増えたため、前年より5000ha増の14万8000haとなった。4位はあきたこまち。13万ha。5位はキヌヒカリで5万1000haとなった。前年より1000ha減ったが、きらら397の大幅な作付け減のため順位が5位となった。
 きらら397は、前年にくらべて約1万5000ha減少した。これは「ななつぼし」などへの転換が進んだため。ななつぼしは、1万7000haの作付けとなり、順位が18位から10位へと上がった。また、北海道産のエース、ほしのゆめは前年より1万ha増加して作付け面積を拡大している。
 一方、ササニシキは気象被害を受けやすいことから、4000ha減の1万2000ha。ハナエチゼンも前年より3000ha減の約9000haとなった。
 そのほか、こしいぶきは、新潟で作付けされ28位から19位へ大幅に上昇している。
なお、作付け上位10品種で全体の82.2%を占めている。

(2005.3.8)



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