調理冷凍食品のうち米飯類の生産が伸び、中でも炊き込みご飯、おこわ、雑炊や白玉など「その他の米飯類」に分類される製品が、昨年は前年比26.7%と3割増に迫る大幅な伸びを示した。数量では約2万2400トンで前年比約5000トンの増加となった。
(社)日本冷凍食品協会が4月8日発表した16年(1〜12月)の生産高によると、冷凍米飯の生産数量トップはピラフで約10万4000トンとなり、伸び率は3・4%。おにぎりは約2万トンで7%の伸び。米飯類合計では約14万6700トンで約7%の伸び。生産金額にして合計約535億6000万円となり、7%強の伸び。
冷凍食品は水産物、農畜産物、調理品と数多いが、全体としても生産数量は152万6600トンで2%伸び、過去最高を記録した。しかし金額は6730億円で、前年を0.1%下回り、5年連続の減少となった。
その中で米飯類の金額の伸びが目立つ。
品目別生産量の増減を大分類で見ると、畜産物、調理品、菓子類が増え、水産物、農産物が減った。
小分類ではコロッケが冷凍食品の王座にあり、2位はうどん、3位がピラフ。おにぎりは14年までは15位だったが、翌年からは16位に落ちている。
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