(財)報農会(中村廣明理事長)はこのほど、平成16年度農家子弟への奨学金贈呈について審査委員会を開き、提出された研究報告を審査した結果、下記の5名の農業大学校生に対し奨学金を贈呈することを決めた。
この奨学金は、植物保護に関心をもち、かつ農業後継者として科学的知識や技術を深めるために、県立農業大学校などに在籍して優秀な研究を行った農家子弟に対して贈られるもので、昭和58年度に発足して以来今回で22回目に当たる。受賞者は、今回を含め延べ100校100名におよび、奨学金は賞状とともにそれぞれの在籍大学校長から贈呈される。
【調査研究課題と受賞者】
◇摘花剤と摘果剤による省力化の検討=宮城県農業実践大学校園芸学部果樹専攻2年三浦麻衣子◇ハーブ類に対する植物成長調節剤の効果について=山梨県立農業大学校園芸畜産学科花き専攻2年諸星学◇殺菌剤によるブドウ「巨峰」の果皮の汚れや果粉溶脱程度の違い=三重県農業大学校果樹専攻2年稲野元是◇養液栽培における無農薬野菜の品質および収益性の検討=広島県立農業技術大学校園芸課程野菜コース2年山根史絵◇エスレル処理による夏秋ギクの開花抑制=長崎県立農業大学校養成部花き学科2年松永光史 |