農業協同組合新聞 JACOM
   
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菜援隊で首都圏、関西圏を巡回 高知野菜の販売促進キャンペーン
−園芸こうち販売促進事業実行委員会 (1/18)

挨拶する橋本大二郎高知県知事
挨拶する橋本大二郎高知県知事
 園芸こうち販売促進事業実行委員会は1月18日、虎ノ門パストラル(東京都港区)で園芸こうち販売促進事業--高知野菜PR特別キャラバン隊“菜援隊”の発足&出発式を行った。実行委員会は高知県、高知県園芸農業協同組合連合会、および県下のJAグループで構成され、高知県の風土を生かして生産している園芸産品(野菜・果物・花)の消費拡大の推進をめざしている。
 高知野菜のPRは、(1)高知県出身の漫画家やなせたかし氏が描いた11種の野菜キャラクターが活躍するテレビCM、(2)テレビCMに合わせて菜援隊による首都圏・関西圏での宣伝活動、(3)首都圏の六本木、新橋、横浜関内で、電光掲示板を使用したテレビCM映像の放送、(4)JTB四国ツアー参加者で高知市内のホテル宿泊者に抽選で野菜をプレゼント、など幅広い活動を実施する。
野菜キャラクターを説明するやなせたかし氏
野菜キャラクターを説明するやなせたかし氏
 この日は、橋本大二郎高知県知事、大山端実行委員会委員長、やなせたかし氏、星沢昭雄高知県農林水産部長、西村章JA高知中央会会長の5氏が出席し、今回のキャンペーンの概要や狙いなどを説明するため、記者会見が開かれた。橋本知事は、「高知県は自然に恵まれ、ハウス栽培などの施設園芸が盛んです。マイナー作物も含め、県下では130種以上の園芸作物を生産しています。安心・安全に対する取り組みも熱心に行い、化学合成農薬の使用を減らし、IPM(総合的病害虫管理)の考え方を取り入れた、環境に優しい栽培方法として、独自の登録認定制度、エコシステム栽培を普及・推進しています。消費者のみなさんに、安心で安全な野菜を届け、日本中を健康な笑顔でいっぱいにする、それが私の願いです」と挨拶し、自然の恵みを受けた高知野菜が色、味など他に類を見ないことを強調した。また、やなせたかし氏は、「単に野菜に顔を書き入れるのではなく、その特長をいかに出すか工夫しました。しょうがであれば、力強さや元気あふれるイメージを出すため、やんちゃな男の子の顔にしました」と、今回のキャンペーンに使用される11種の野菜キャラクター制作にまつわるエピソードを披露した。
菜臨丸にサインする橋本知事とやなせたかし氏
菜臨丸にサインする橋本知事とやなせたかし氏
  その後、11種の野菜キャラクターを表す11人の菜援隊とともに、キャンペーンを担うオリジナルキッチンカー<菜臨丸>の出発式が行われた。菜臨丸はワンボックスカーを改装し、黄色いボディーに11種の野菜キャラクターが描かれている。菜援隊と菜臨丸は1月19日以降、首都圏、関西圏の量販店などを廻り、元気の出る高知野菜たっぷりのスープを提供し、PRに一役買うことになっている。橋本知事、やなせたかし氏が菜臨丸のボディーにサインし、翌日からのキャラバンの無事を祈った。
 出発式終了後、高知野菜を使った試食懇談会が行われた。知事を始め参加者は、高知野菜を使った料理を味わい、新鮮な野菜の味に一様に満足な表情を浮かべていた。

(2005.1.19)


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