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農政.農協ニュース |
輸入品の取り扱い検討を全農に指示 組貿問題で農水省 (1/25) |
JA全農の子会社(株)組合貿易が輸入したカナダ産黒豚肉を、鹿児島の業者が国産に偽装していた事件について、全農も関わっていたのではないかとの疑惑が発生。農水省は事実関係を調査していたが、1月25日、その事実は「認められなかった」と発表した。 組貿は平成8年から全農の輸入代行業務として米国産の黒豚肉を輸入していたが、全農は10年に、組織代表役員の指示で、それをやめさせた。このため組貿はカナダ産の輸入に切り替えた。それを仕入れた鹿児島の業者が偽装をしていたという経過がある。 ところが、今回の調査では、組貿に米国産の取引をやめさせながら、全農自らは都内の商社から仕入れた米国産の販売を続けているという事実がわかった。 このため同省は▽協同組合理念に反した取引が安易に行われている▽(国産品と競合する)輸入品を全農が取り扱う根拠の裏付けがない、などとして「全農は改めて協同組合の精神に照らして、輸入品の取り扱いを経営管理委員会で検討し対応方針を明確にすべきである」と指示した。 |
(2005.1.26) |
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