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全農の輸入業務は問題 −石原次官 (1/27)

 農水省の石原葵事務次官は1月27日の会見で、全農が黒豚の輸入業務を継続するとしていることについて「あくまで系統組織は国内農業の振興が基本理念。その理念に照らして国内農業と競合するような事業を継続するのは組合員農家の基本的認識と相当ずれがあると考えている」と批判し、この問題について「経営管理委員会で議論してもらうことが重要」と述べた。全農は輸入業務についてガイドラインを策定することにしているが「ガイドラインを作るだけで農家組合員、一般国民の理解を得られるかどうか、よく議論を」とも指摘した。また、25日に農水省に提出した業務改善命令に対する報告で、関係者の処分を減給としていることについて、十分かどうかとの質問に「いろいろ議論のあるところ。当然、経営管理委員会の場でその辺も含めて議論されるのではないかと思っている。われわれは、そういう全体のことを総合的に検討して、この問題についてもしかるべく措置をとっていくということだと思っている」と述べた。
(2005.1.28)


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