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挨拶するJA全中中村祐三常務 |
第29回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール(JA全中主催)の表彰式が1月28日(金)、虎ノ門パストラル(東京都港区)新館1階鳳凰東の間で開催された。コンクールは、全国の小中学生を対象に、古くから日本の食卓と国土を豊かに彩ってきた稲作農業やごはん食などを見直してもらうことを目的に、稲作農業やごはん食などを題材に作文、図画を募集した。
今回は、作文に3万5397点、図画に5万9603点の応募があった。10月末までに各都道府県で審査会を開き、作文1444点、図画1737点に絞った。その後、事前審査会が16年11月7日に開かれ、作文は1次通過(優秀賞以上候補)91点、2次通過(JA全中会長賞候補)39点、図画は1次通過857点が、それぞれ決まった。
最終審査会は16年11月18日開催され、作文・図画とも内閣総理大臣賞1名、文部科学大臣賞3名、農林水産大臣賞3名、JA全中会長賞9名、優秀賞75名を選んだ。
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作品を講評する
川野重任審査委員長
(東京大学名誉教授)
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表彰式は、各賞を受賞した小中学生32名と父母ら関係者などが出席して開かれた。主催者を代表して、JA全中中村祐三常務が、「みなさんの日頃の体験を、正直に具体的に書いた作品が多かったように思います。ごはんのこと、お米のことを知ってもらいたいと思い、みなさんに作文や絵を描いてもらいました。これを機会に、お米、稲作、農業のことを考えてほしいと思います」と述べ、米や稲作に関心を持ってもらいたいと訴えた。続いて審査委員長の川野重任氏(東京大学名誉教授)から、「昨年は、台風など自然災害の多い年でした。被害に遇われた人にとって一番心強かったのは、おにぎりなどのごはんだったと思います。日持ちが良く、いつでも新鮮な炊き立てが食べれる、やっぱり私たちはお米を大事にしなければいけません。作文、図画の別なく、そのような気持ちが表れている作品が多く見られたように思います」との講評があり、応募作品の質の高さを称えた。
表彰者は以下のみなさん。
○内閣総理大臣賞
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表彰式 |
・作文部門 林茉由(福井県鯖江市立河和田小学校5年)
・図画部門 阿蘇品千里(熊本県山鹿市立平小城小学校1年)
○文部科学大臣賞
・作文一部 徳田しずか(鹿児島県私立池田学園池田小学校3年)
・作文二部 河内彩(広島県東広島市立平岩小学校6年)
・作文三部 川村滉明(熊本大学教育学部附属中学校2年)
・図画一部 藤田祐香(鳥取県船岡町立大江小学校2年)
・図画二部 相馬美咲(熊本県熊本市立出水南小学校6年)
・図画三部 内山実由貴(群馬県伊勢崎市立第一中学校2年)
○農林水産大臣賞
・作文一部 千葉洸也(岩手県江刺市立大田代小学校2年)
・作文二部 大島修世(茨城県協和町立新治小学校4年)
・作文三部 森澤卓三(高知県土佐市立高岡中学校2年)
・図画一部 冨田佳誉(広島県東広島市立三ツ城小学校3年)
・図画二部 石井太朗(香川県高松市立二番丁小学校6年)
・図画三部 田川彩桜花(熊本県私立熊本マリスト学園中等部2年)
以下省略。
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図画部門で内閣総理大臣賞を受賞した阿蘇品千里さんの作品「(いねかり)お米ができるぞ」 |
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