新しい農協像確立のためにJAグループ関係者や研究者などが準備を進めてきた「農業協同組合研究会」の設立に向けた呼びかけ人会が1月25日、東京・大手町で開催された。
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1月25日に開かれた「農業協同組合研究会」呼びかけ人会。 |
この研究会はJAグループ関係者、組合員、研究者などが集まり、農業を発展させ豊かな農村を築くために、改めて農協運動を見直していこうという目的で設立される。シンポジウムや研究会などの活動を通じて、現状分析と農協を活性化するための提案を行っていく。
■設立総会は4月5日
これまでに73名が同研究会設立の呼びかけ人になっており、この日の会には31名が参加。座長に梶井功東京農工大学名誉教授を選び設立総会に付議する研究会規約や運営体制などを話し合い了承された。
この日は、同会について「農協活動の現場に役立つことが大切」、「組合員の生の悩みを取りあげていくべき」、「農協は現代の社会や国民にとってどういう意味があるか議論が必要」、「協同組合の意味を理論的に支えなければならない」など熱心な意見交換が行われた。
設立総会は4月5日(火)午後1時から東京大学弥生講堂で開く。総会後は、新たな食料・農業・農村基本計画をテーマに設立記念シンポジウムを開催する。
現場から幅広く会員を募集− 農業協同組合研究会
4月5日に設立総会を迎える「農業協同組合研究会」は幅広く会員を募集している。同会は、生産現場で汗を流している組合員、JA役職員、農協のあり方を考えているJAグループ関係者と農業経済学などの研究者がともに意見を述べ合い、協同組合運動の理論を深めて農業、農村、農協を活性化させていこうという会。
会員の年会費は正会員1万円(学生会員は5000円)、賛助会員5万円(1口)。会員は『農業協同組合新聞』や関係資料の配布を受けることができるほか、研究会への参加などができる。
問い合わせは(社)農協協会(03)3261−0051
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