ＪＡ全青協は２月８日、創立50周年記念式典を東京大手町のＪＡビルで開き、青年部代表や０Ｂ、漁協青年組織、日本生協連の代表ら約400人が出席。半世紀の歴史をふり返り、新たな出発点を祝った。
三上一正会長は「私が生まれていなかった50年前から、全青協は農政問題に果敢に挑んできた。今度は私たちが新しい歴史を切り開いていきたい」と決意を表明した。
来賓の宮田勇ＪＡ全中会長は「私もかつて北海道青協の会長を努めただけに、まことに感慨深い。盟友たちは自分の経営だけでなく地域と日本の農業の中核となっている。今は改革の時代。改革の実践には、みなさんの力が必要だ」と期待をこめて激励した。
会場では、新しく作ったビデオ「ＪＡ全青協・50年の歩み」を上映。狂乱物価対策や自由化反対、ＷＴＯウルグアイラウンド対策などの壮大な運動の映像を見て「万感胸に迫る」ともらす０Ｂもいた。
このあと招待した歴代の委員長・会長が次々にメッセージを贈った。その中には町長、県市町村議、ＪＡ組合長なども多かった。
50周年事業としてはビデオのほか、ＪＡ青年部パンフレット、50周年記念誌、記念演劇の制作などがある。うち演劇は岩手県花巻市の劇団「ぜんとようようくらぶ」代表の志村尚一氏の作演出で、10日のＪＡ全国青年大会で上演した。題名は「今がチャンス！〜熱き思いを風にのせて〜」。 | 
