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シンポジウムのパネラーのみなさん |
食生活ジャーナリストの会(JFJ 代表幹事:島崎幸子)は3月3日、「日本の『米』どうする」〜私たちは『米』の問題をどう捉えていったらよいのだろうか〜をテーマに、文京シビックセンター(東京都文京区春日)小ホールでシンポジウムを開催した。
近年、米の消費が減ってきており、耕作放棄地が増えてきている。生産現場に多く目を向けることで、いままで見えてこなかった『米』の問題を理解することを目的に、このシンポジウムは計画された。シンポジウムは大本幸子氏(フリーライター、食生活ジャーナリストの会会員)の基調講演で始まった。基調講演に続き、島崎幸子氏の司会でパネルディスカッションが行われた。出席者は、清水信子氏(料理研究家)、西島豊造氏(米穀販売店スズノブ代表取締役)、堀米荘一氏(農業)、大本幸子氏の4氏。それぞれの立場から、米を取り巻く現状と問題点を現場から報告した。「米を研いだことも炊いたこともない子どもが増えてきており食育が大切だ」、「料理に合わせた米の銘柄・数量等の情報を販売側が提供してはどうか」など、さまざまな問題が提起され、会場に集まった聴衆の関心を集めていた。
今回のシンポジウムは、(株)東洋精米機製作所が協賛し、会場で同社の「無洗米」サンプルが配られた。
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