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配合飼料値上げ 原料価格の上昇と円安から (3/15)

 JA全農は4〜6月期の配合飼料供給価格を1〜3月期に比べ全国全畜種平均トンあたり約1200円値上げすると3月15日発表した。原料となるトウモロコシ、大豆カスの値上がりと、円安による。改定額は地域・畜種・銘柄別に異なるが、今回は大豆カスなどの値上がりが大幅であるため、使用割合によって畜種別では大きく改定額が異なる。
 大豆の主要産地ブラジルの干ばつ懸念から、2月に入ってシカゴ相場が急騰。これにつられてトウモロコシも上昇したが、現在は、ここ数年の中では安値圏にある。しかし商品市況全体の上昇などがあり、4〜6月期のトウモロコシ価格は今期に比べ値上がりする見通し。
 大豆カスの価格も、シカゴ相場の大幅上昇と円安に加え、搾油量減少による国内大豆カス需給のひっ迫により大幅上昇の見通し。
 海上運賃も、世界の粗鋼生産量の増加で船腹需要が引き続き堅調なことなどから、値上がりの見通し。
 外国為替は4〜6月期に円安になると見通した。

(2005.3.17)



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