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農政.農協ニュース |
国際競争力強化へ生産性さらに向上 養豚と養鶏の「あるべき姿」示す −農水省が報告書 (3/30) |
農水省は3月30日、養豚と養鶏の「あるべき姿」を検討してきた懇談会の報告書をまとめた。国際競争力の強化を柱に、生産コスト低減や担い手支援の方策などを示した。今後5年間これに沿った施策を実施し、工程管理をしていく。新たな食料・農業・農村基本計画を受けた酪肉近代化指針が先に出ており、これで畜産分野の「各論」が出そろったことになる。
☆優良種豚群を造成 養豚経営では、母豚が産む頭数を増やすとともに、1頭あたりの重量を上げて産肉量も増やすという生産性向上が重点。また、より高品質肉をつくるため優良種豚群の造成を支援する。 ☆効率的な育種改良 養鶏経営は、土地利用型農業と比べ構造改革が進んでおり、認定農業者率は31%(採卵場)と他の作目より高いが、より競争力の強化が重要とし、養豚と同じく生産性向上を掲げた。またトレーサビリティシステムの積極的導入などによる銘柄化が必要とした。 ☆食品残さを飼料化 養豚と養鶏に共通して、食品産業から出るパン屑、豆腐・焼酎・でん粉のカスなどを飼料にする策を打ち出したのも特徴だ。見過ごされていた大量の食品残さを未利用資源として活用。飼料自給率の向上、飼料コスト低減をねらいながら自然循環機能を増進する。 |
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(2005.4.4) |
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