(社)全国食肉学校は4月6日、17年度の入学式を同校大教室で行った。今年度の入学生は、総合養成科13名、食肉販売科22名の計35名。
来賓や父兄、学校関係者が出席し、式は午後1時30分から始まった。最初に、入学生一人ひとりが、出席者に紹介された。名前を呼ばれた入学生は返事とともに立ち上がり、出席者に一礼した。入学生の紹介が終わると、多田学校長が訓辞を述べた。「総合養成科第41期生13名、食肉販売科第16期生22名の諸君、入学おめでとう。諸君は、食肉に関する専門技能と知識を学ぶため、本校に入学して来ました。これから1年間、あるいは3.5ヵ月間、学習と生活を始めるにあたり、胸の中にしっかりと刻み込んで欲しいことを3点お話してみたいと思います。一つ目は、技能、技術の習得は基本に忠実であれ。そして、繰り返し体で覚えろ。二つ目は、計数、数字に強くなろう。原価計算能力を高め、経営管理を上手く行うこと。三つ目は、本校入学を機に、自分自身の人間性を高めるスタートとしてください。学ぶことは多いですが、時間は沢山あります。是非、考えるクセ、学ぶクセをつけ、人間的に大きく成長してください」と、三つの課題を具体的に語り、入学生の学校生活が実り豊かなものとなるよう希望しますと、締めくくった。続いて来賓挨拶に移り、農林水産省食肉鶏卵課課長補佐の富田育稔氏、独立行政法人農畜産業振興機構総括調整役菊地弘美氏がそれぞれの立場から、食肉業界にとって有用な人材になることを期待していると入校生に向かって語りかけた。
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入学生に訓示する多田学校長 |
富田課長補佐 |
菊地統括調整役 |
その後、入校生を代表して総合養成科の石川礼さんが「平成17年度生として本校に入学できたことを、我々35名は誇りに思うと同時に、強い責任感を感じます。全寮制のもと、これから仲間と一緒に生活しながら、食肉の専門技術と知識を習得し、人格を高めるためエネルギーの全てを打ち込み、有意義な学生生活を送ることを誓います」と、誓いの言葉を述べた。最後に、入学生、教職員が一緒に校歌を斉唱し、式を終えた。
17年度入校生35名は、さっそく明日から授業に入る。3.5ヵ月後、1年後、食肉のエキスパートとして巣立つことを期待したい。
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誓いの言葉を述べる学生代表の石川礼さん |
誓いの言葉を学校長に手渡す |
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