|
||||
農政.農協ニュース |
「農業協同組合研究会」が発足−新しい農協像の確立へ |
新しい農協像を確立しようと研究者やJA関係者らが設立に向けて準備を進めてきた「農業協同組合研究会」が4月5日、設立総会を開き正式に発足した。今後、調査・研究やシンポジウムなどを開催、農業を発展させ豊かな農村を築くための農協運動の活性化と新たな農協像の提示に向けて活動を始める。 |
●協同組合運動の発展を目的に 設立総会は東京大学・弥生講堂で開催された。総会には(1)研究会規約、(2)運営要領、(3)理事・監事選出、(4)初年度の事業計画と予算、が設立準備会から議案として提出され、それぞれ原案どおり決まった。 ●農協運動テーマに調査・研究を具体化
理事にはJA組合長らJAグループ関係者、生産者、研究者など26名、監事は2名を選出した。総会終了後に開かれた理事会の互選で同研究会会長に前東京農工大学長の梶井功氏を選んだ。 ●「記念シンポ」に250名 現場からの発言多く 東北から九州まで全国各地から集まったJA役職員をはじめ、生協、消費者団体、JA全国連関係者、研究者など合わせて約250名の参加者は熱心に議論した。 JA関係者など現場から問題点を指摘する声が相次ぎ、とくに基本計画の軸である食料自給率向上は、国民的な課題であることから「JAが中心になった幅広い運動展開が重要」であることが強調された。 また、地域農業の維持のため担い手育成や集落営農の組織化がJAの課題となることも指摘されたほか、指摘が多かったのは「農協運動論の再構築」。組織改革や経済事業改革を成功させるには運動がともなわなければならないことから、同研究会の活動テーマとしては、と参加者から期待が寄せられた。 <関連記事>農業協同組合研究会設立記念シンポジウム「新基本計画と農協活動の課題」 |
|||
(2005.4.8) |
特集企画 | 検証・時の話題 | 論説 | ニュース | アグリビジネス情報 | 新製品情報 | man・人・woman |
催しもの 人事速報 | 訃報 | シリーズ | コメ関連情報 | 農薬関連情報 | この人と語る21世紀のアグリビジネス | コラム | 田園交響楽 | 書評 |
||
社団法人 農協協会 | ||
|