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歌と踊りの舞台に上がって横断歩道の渡り方を学ぶ園児たち
=15日、東京・一ツ橋の日本教育会館 |
歌って踊って交通ルールを身につけよう、というJA共済の「親と子の交通安全ミュージカル」全国巡演が今年も4月15日の東京公演を皮切りに始まった。題名は「魔法園児マモルワタル」。客席の幼児たちも舞台に上がり、出演者とともに横断歩道の渡り方などを体験する日本初の「参加型」ミュージカルだ。
この日は都内の一ツ橋ホールに、渋谷区と豊島区の幼稚園・保育園から約460人の園児や保護者・先生が招かれ、園児たちの可愛い歓声がにぎやかに響いて、舞台にはずみをつけた。
きょうの参加が「みなさんのよい思い出となり、少しでも交通事故防止につながりますように」とJA共済連の今尾和実専務があいさつして開幕。全日本交通安全協会の鎌倉節理事長も観賞した。今後は年内に23都市で公演の予定。
6歳以下の幼児が歩行中に遭う交通事故の約7割は「道路横断中」などのデータがある。このため自賠責共済と自動車共済を提供しているJA共済は、正しい横断ルールを学ぶ「安全教育ミュージカル」を社会貢献活動として開発した。
公演を始めた平成16年度は18都市で開き、約1万人が参加した。18年度までの3年間には全都道府県で開催し、20万人以上の参加者を目指している。
ストーリーは、魔法幼稚園のわんぱく園児マモルワタルが危険いっぱいの人間界へ修行に出され、危うく事故にあいそうになるが、女性警察官らに助けられながら交通ルールを学んでいくという展開。あいさつや休憩を含め計1時間半。
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