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農政.農協ニュース |
8月上旬に全頭検査中止へ −厚労省が実施案 意見募集を開始 (5/9) |
全頭検査緩和を認めた食品安全委員会の答申を受けて厚労省は5月9日、BSE検査体制見直しに関する省令の改正案と施行時期について公表。6月9日までの1ヵ月間、国民からの意見募集を始めた。 改正案では、と畜場でのBSE検査対象を21ヵ月齢以上とし、施行時期を8月上旬としている。意見は電子メールか郵送で同省医薬食品局食品安全部監視安全課あてに送る。 意見は最終的な決定の際の参考とされるが、改正案どおり施行されればBSE発生にともない平成13年10月から実施されてきた国による全頭検査は8月で中止となる。ただ、すでに都道府県が自主的に全頭検査を継続することに対して3年間は国が検査費用を負担することになっており、実施的には全頭検査体制は続く見込みだ。 一方、国内の検査体制の見直しが具体化するなか、米国産牛肉の輸入再開については今月、厚労、農水両省が輸入再開条件についての安全性評価を食品安全委員会に諮問する予定。国内対策についての審議と同様、プリオン専門調査会での議論や国民から意見募集も行われる。 わが国のようなBSE検査をしない米国産牛肉の輸入が再開されることになっても、国産牛肉は実質的にすべて検査されたものが販売されることになるため、検査済みの国産牛肉と検査のない米国産牛肉が店頭に並ぶことが考えられる。 |
(2005.5.10) |
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