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切り花出荷減る 鉢ものは増える −農水省統計 (5/20)

 花の出荷量は、切り花類などが減少したが、鉢もの類は小鉢化の傾向により増加したという平成16年産の花き作付面積・出荷量調査の結果を農水省が5月20日発表した。
 切り花類の作付面積は1万8250haで、栽培農家の減少などから前年産に比べ2%減少。また出荷量は50億9600万本で4%減少した。 品目別に見た出荷量の割合はキクが36%と突出して多く、以下カーネーション9%、バラ8%、ガーベラとユリが4%。
 球根類の収穫面積は673haで、これも栽培農家の減少などから9%減少。出荷量は1億8540万球で、同じく9%減少した。
 一方、鉢もの類の収穫面積は前年並みで2194ha。出荷量は、観葉植物などが消費者の好みに沿った小鉢化によって単位面積当たりの栽培鉢数が増えたため2%(520万鉢)増加した。
 花壇用苗もの類は1705haで2%、出荷量は8億3750万本で4%それぞれ減少。切り花類を品目別に見ると、キクの作付面積減少は主産地の愛知・静岡県などで栽培農家の減少や規模縮小があったため。一方、カーネーションは長野県などで他品目からの転換があって増加したが、出荷量は夏の高温と台風で減少した。鉢ものの収穫面積は、観葉植物、サボテン、多肉植物で増加したが、花木類、シクラメン、洋ラン類などは減少した。

(2005.5.24)



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