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農政.農協ニュース |
21世紀の農協運動を拓く「思索」と「実践」讃える 第27回農協人文化賞表彰式が盛大に行なわれる |
◆農協運動の灯を高くかかげる受賞者の足跡に感銘
表彰式には関係者ら約110名が出席。中川敞行農協協会会長の開会あいさつに次いで、今村奈良臣同賞推薦委員会委員長(東京大学名誉教授)が推薦経過を報告(別掲)し、10氏を表彰した。
続いて受賞者が体験を発表したが、受賞者それぞれが個性に富みながらも、組合員の目線で農協運動・事業に取り組み「21世紀の農協運動の灯を高くかかげている」(今村委員長)ことに多くの出席者が感銘を受けていた。佐藤喜作農協協会副会長が閉会のあいさつをし、表彰式を終えた。 ◆新しい協同の姿を的確に示すことが大事 表彰式後の記念パーティーには約200名が出席。中川会長のあいさつ後、今村委員長が推薦経過を報告するとともに、改めて受賞者を紹介。受賞者一人ひとりに会場から大きな拍手が贈られた。次いで、JA全中の塚田常務理事、JA共済連の今尾和実専務理事、家の光協会の柳楽節雄常務理事、川野重任東京大学名誉教授が祝辞を述べた。そのなかで川野名誉教授は自ら経験してきた「嵐の時代」を振り返りながら「これからの嵐の時代は見ていられない。特定の農家を援助してしかるべき自給率を支えることができるのかと思う。集落営農や法人化というが、大変な軋轢がかかってくると思う。農協に余力があるうちに渾身の力をふるって抗議すべきだと思っている」と語り、会場から大きな拍手が起きた。 さらに、梶井功東京農工大学名誉教授の発声で乾杯したが、梶井名誉教授は乾杯に先立ち「大変な状況だからこそ、どうしたらみんなの力を合わせてこれを乗り切るのかという協同の力を求めている。しかし、新しい協同の姿を的確に示しえていない、そこに問題があるのではないだろうか。受賞者の体験のなかにそのヒントがある。そういう議論をしていきたい」と語った。 その後、受賞者を囲んで歓談が弾んだが、地方公演をしながら「ごっくん馬路村」をPRしているという津軽三味線グループ「あんみ通」が津軽三味線を披露し、農協愛友会の谷碧氏が中締めをし、また、来年の再会を約して出席者は散会した。
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(2005.5.27) |
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